2013/05/30 ローマの休日、あれこれ [映画]
ただいまreading中の本、コチラ『大人のための「ローマの休日」講義』。
ローマの休日、と言えばオードリー。
(って、あのピンク野郎ぢゃないよ勿論)。
で、ありがちな女優論っぽい内容、ではなく。
この映画、いかに緻密な造り、構成、狙いがあったのか等、実に興味深い内容ではあるのだが。
実は「えっ、知らなかった(いまさら)!!」ってのが、本題です。
1953年製作のこのアメリカ映画、同年のアカデミー賞で、
・新人オードリーが最優秀主演女優賞。
・イアン・マクラレン・ハンターが最優秀脚本賞。
・イディス・ヘッドが最優秀衣装デザイン賞。
それぞれ受賞してるんだが。
問題は脚本家、イアン・マクラレン・ハンター。
実はこれ仮名(ってか、友人の名前?)で、実際書いたのはダルトン・トランボなんです。
ダルトン・トランボっていえば、私的には何と言っても『ジョニーは戦場にいった』なんだが。
まさか『ローマの休日』書いてたとは。
...知らなんだ、いまさらだが。
何故仮名?なのは、要は「赤狩り」で実名活動が難しかった。
(赤狩り、しかも映画界っていや、名作?『追憶』に詳しいが、ま、それも置いとくとして)
で、しかも賞取っちゃったわけだからなおさら本名出せず。
って事だった、らしい。
その後(っても1993年!)、アカデミー賞選考委員会はドルトン・トランボへ最優秀脚本賞を贈呈している、との由。
やれやれ。
(村上春樹ではありませんが)
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