2013/08/22 昭和が明るかった頃 [映画]
先日読み終わった本のお話。
関川夏央著、「昭和が明るかった頃」です。
『吉永小百合の出る映画は、なぜつまらないか』。
冒頭にですね、いきなりこー問われる訳です。
確かに。
彼女の代表作は多分「キューポラのある街」だと思うが。
しかし、それ以外にと問われると.....中々出てこない。
大女優、と言われる人なのに。
考えてみれば、不思議です。
最も映画に限って言えば、と言う事だが。
私的には吉永小百合は断然、『夢千代日記』のお人であらせられる。
(もひとつ加えるなら『国境のない伝記』だろう)
関川夏央も言うところの
・出演映画に特徴的な「ある種の過剰さ」
がなく、
・中心に座って、回りの人間の物語が進んでいくのを見守る
的な姿勢が、ホントは実に吉永小百合的、なのかも知れない。
冒頭の著作は、吉永小百合の他、石原裕次郎他、多くのスター出演の日活社史といった趣もあるが。
ま、それはさておき。
改めて吉永小百合的魅力振り返ろうと。
ごそごそと以前録画したDVD引っ張り出し。
見続けて既に三日目。
何せ
『夢千代日記』(第1回〜第5回)
『続・夢千代日記』(第1回〜第5回)
『新・夢千代日記』(第1回〜第10回)
随分シリーズ化したものです。
1話大体45分、見始めると大概最終回まで見てしまうので。
...寝不足です。
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