2011/06/13 ヒッチコック再見 [映画]
先日図書館でふと手に取り。
ちょいと読み始めたら面白かったんで、借りてきた。
これです。
確かそーとー以前(多分、学生時代?)に読んだような記憶が。
でも、中味、まったく覚えてない。
最も最近は前月に呼んだ本の内容、すっかり消失しちゃったりすることも....。
で、ともかく。
あの、植草甚一の軽妙かつ個性的な語り口を楽しみつつ。
再度、ヒッチコックの映画、引っ張り出してみたわけです。
録りためたVHSやらDVDやら、まぁ数は相当あるが、それでも全作品、という訳にはいかず。
それでもここ数日で、
「泥棒成金」
「北北西に進路をとれ」
「鳥」
等を再見。
いや、やっぱりヒッチは面白い!
が、しかし。
ご活躍当時はかなり酷評というか、無視されてた映画作家の一人かも。
(というような話が本に書いてあります)
で、そんなヒッチを絶賛、トリビュートを捧げてたのが所謂「ヌーヴェル・ヴァーグ」の作家達。
とりわけシャブロルやトリュフォーだった訳だが。
(というような話も、本に書いてあります)
と、何故か興味ある事柄を追ってくと、自然と自分の守備範囲のフィールドへリンクしてく、ってとこが面白いんですよね。
となると、またトリュフォー作品も再見せねば、とも思いつつ。
とりあえず来月、12日に某国営BS放送でヒッチの「ロープ」、オンエアのようですので。
これ、全編ワンシーン・ワンカット構成、しかも映画の時間進行と現実の時間進行を完全に一致させた意欲作(と、言われてます)。
ヒッチ未体験、または未見の方、ぜひおすすめです。
(勿論、ファンの方も)
2011/06/09 「グリーンマイル」で、あぁ勘違い [映画]
昨晩、某国営放送の某BS映画番組で観ました。
所謂「グリーンマイル」ってやつです。
大分前に見たんで、とはいえ、何となくあらすじは覚えてるような?
で、懐かしいなぁ、も一回見とこ、的なノリで見始めたら。
「あれ、これ話、違うんぢゃ」と思ったわけです。
....どうやら....完全な思い込みで....勘違いだったようだ。
...「ショーシャンクの空に」とごっちゃになってました。
...でも、似てるよねぇ。
原作、両方ともスティーブン・キングだし。
監督はフランク・ダラボンだし。
主演、トム・ハンクスだし。
(って、ショーシャンクは違うか、あれは確かティム・ロビンス?でも、この二人も似てる?)
ついでに、舞台は両方とも刑務所だし。
しかし、スティーブン・キング原作の映画って多いよね。
「キャリー」(ほんと、怖かった、特に最後)、「デッド・ゾーン」(これもかなり怖い)、「クリスティーン」(クルマが人格持つという、ある種不気味な恐怖がたまらん)とか。
「シャイニング」は残念ながら通しでちゃんと見てないが。
ともあれスティーブン・キングって「ホラー」の代名詞的存在だが。
この二作はちょっとファンタジーっていうか、ミステリアス・ホラーっていうか。
でも面白かったです、グリーンマイル。
他のスティーブン・キング原作映画もまた見たくなりました。
2010/02/24 スパイ大作戦 [映画]
悩んだ末、お買い上げでした。
ま、よくご存知の方はご存知の「デアゴスティーニ・ジャパン」。
いやぁ〜、こんだけよく出すよなぁ、ってーぐらいの多彩なラインアップですが。
この「スパイ大作戦」には、うまく“釣られて”しまった?
シリーズモノで、初回は限定特別価格ってーのがここんちのウリ?ですが。
ま〜790円、買ってみるか....ちゅうわけで。
懐かしさ、爆発です。
例の、テレコ(しかもオープンリール!)で指令を聞く場面から始まり、リーダーは各メンバーを選別(っても、いつも同じメンバーなんだが、ほぼ)。
三話分、とりあえず入っててこのお値段だから、まぁ、お得?
で、最初は音声オリジナル・日本語字幕で見てたんだが。
なんか「違和感」?
で、音声吹き替え・字幕なしで見ると...。
やはり「しっくり」。
どーもその方がリアリティ、ありますね。
やはりリーダーはあの若山弦蔵でないと。
で、みなさんにもご視聴の際はぜひ、吹き替えVer.をおすすめします。
PS:2010/03/15 ピーター・グレーブスさん追悼
とか書いたんですが、本日、こんな記事が新聞に。
この人の印象、やっぱり「スパイ大作戦」がピカイチ、だったような。
合掌。
2009/07/16 世界最速のインディアン [映画]
つい先日、BSで放映されてたんで。
題名に惹かれ、つい見てみた。
「世界最速のインディアン」。
もちろん、
「ナバホ族の青年が数々の幸運からなんとオリンピックに出場、100m走の世界新記録を樹立!」なんて話ではない(はず)。
インディアン、と言えばやはりモーターサイクル。
で、やはり、スピード記録挑戦の話であった。
実在の人物「バート・マンロー」の実話をもとに作られた、2005年の作品。
バートに扮するのは、あのアンソニー・ホプキンス。
ここでは、とてもとても「人喰い」ハンニバルの面影など微塵もない、いい爺?ぶり?
で、60過ぎてもいまだにバイク命!
夢は、愛車の1920年型インディアン・スカウト改でユタ州ボンネビル・ソルトフラッツへ赴き、世界最高記録を樹立すること(しか、頭にはない)。
ニュージーランドの田舎町から、はるばるボンネビルへ。
途中さまざまな出会いがあり、助け、助けられ、ついには世界記録を我が手に!
と、まぁ、ひと言でいっちゃえば「心温まるロードムービー」だ。
しかし出てくるキャラ、みんなイイヒトばかりで、フツーもんのすごく「クサイ」映画になりがち?だが...
なぜか引き込まれる、ホロリとさせられる。
アンソニー・ホプキンスの飄々とした振る舞いも効いてるんだろうが、にしても?
ま、トーゼンながら実話とは異なる、映画的脚色が加えられてはいるらしいが。
一途に夢を追い求める(それも世界最速になりたい!という実にわかりやすい)そのシンプル&ストレートな骨格が、誰にも嘘臭くなく響いてくる要因?なんでしょうか....。
一見の価値アリ、のおすすめ印です。
「世界最速のインディアン」、DVDもありま〜す。
2009/06/23 イベント・ホライゾン [映画]
最近の読書傾向、ますます脈絡なく...。
いま、これです...。
映画365本 宮崎哲弥 朝日新書 800円(外税)也。
著者みて、えっ、て感じ?でしょうか?
なので、いわゆるフツーの「映画評」とはけっこう異なるスタンスで評されてるわけですが。
しかも、DVD限定です。映画館だと、どうもその時間を「映画のみ」に拘束されてしまうのがイヤ、というのがその理由、らしい。
しかし、日常的に映画(新作)見なくなって久しいので、紹介されてる作品、ほとんど「あぁ、タイトルだけはねぇ〜」って感じ?
な〜んでか、といえば、例によって私的ビデオコレクションにあったから、です。
イベント・ホライゾン。多分 BSを録画?したヤツ。
ま〜プロット的には実に「ありがちな」宇宙物SFホラー?か?
「宇宙航行中、異星人(物)に出会い、襲撃を受け、ばったばったとクルーが倒れ、死に物狂いの抵抗の果て、ひとりもしくは2〜3人が助かる。」(ヒジョーに大雑把ですいませ〜ん)ってのが大方です。
で、イベント・ホライゾン。
印象的なのは、船長役のローレンス・フィッシュバーン、でしょうか、やはり。
本作でも?最後にクルー救うため、自爆しちゃうんですが。
な〜んか役柄イメージ、微妙にダブリング?
宮崎さん、しかし本作を評して「キリスト教的倫理観による地獄という概念を、仏教的世界に位置する人々にも理解しやすいスタイルで描いた...うんぬんかんぬん」と、いうこってす(ざっくり言うと)。
んん〜そうか、というわけで「ぢゃ、ちょいさわりだけでも...」と、VTRスタート!
....当然、全部見て、また寝不足です。
懲りないこっちゃ.....。
2009/05/07 宇宙貨物船レムナント6 [映画]
連休、とはいえ実質「大掃除週間」か、これぢゃ...。
ってことで、例によってビデオテープの整理をしつつ。
見始めたのがこれでした。
「宇宙貨物船レムナント6」。
あぁ〜、昔WOWOWでやってたんを録画したブツですねぇ、これは。
もんの凄い低予算SFで、チープかつアバウトな雰囲気が全編漂ってるわけですが...。
私的には嫌いじゃないです、これ。
あらすじってみると「地球帰還途中の宇宙貨物船、隕石と激突し大破、生き残った3人が企てた大胆な脱出劇とは?」って、ちょと乱暴?
で、気になったのはコレ。
INDOW '046。
え〜、劇中、船の正確な状態を把握するため、バグったメインシステムをシャットダウンし、サブシステムから起ち上げる、というシーンがあるのですが。
なかなか起動しない....ダメか! ってな間をもたせた演出の後、起ち上がったスタートアップ画面が実は...コレです。
この映画1996年製作ですから...Windows95発売後っすね。
(ちなみにこの95で、WindowsはPCユーザーのみならず一般消費者にも大きな影響を与えた、らしい)
ちゅうことは、確信犯的パロ?
でも、INDOWってのが笑わせますよねぇ...加えてバックはインドの地図イメージっすよね?
なんかこの作品、全編通してこの類いの「アジアンフレーバー」漂ってて、それが結構お気に入りの理由だったりするかも? 知れません。
2009/04/29 ハイランダー 悪魔の戦士 [映画]
お休み〜、だからっちゅうわけでもないのですが。
久々に映画鑑賞、です。
とはいえ、自宅でビデオ、なんですが。
遥か昔、「ツインピークス」を録りはじめた時から録りまくったVHSビデオ、実に約700本以上。
いや、別に自慢じゃないんですけど...今やDVD、ブルーレイの時代ですから。
で、たまにランニングさせないと、テープ、貼り付いちゃうんですよね...。
で、結局早送りでやっちゃえばいいものを、再生して見ちゃったりして。
ハイランダー 悪魔の戦士。
名にし負うB級傑作SF?ですが。
基本的な筋立てはいたってカンタン、吸血鬼映画なんかによくありがちな話です。
....古より存在する「不死の一族」。彼らは首を切り取られない限り、絶対死ぬことはない。16世紀のスコットランド、不死の一族のひとりであるコナーは、最後に生き残った一人に与えられる究極の力を求め、同族と闘う。そして時は流れ、現代のニューヨークへ。最後の決戦が、そこで待っていた...ってな感じ?でしょうか、あらすじは。
主演はクリストファー・ランバート。三白眼が役柄にぴったりです。
そんで、何とショーン・コネリーが師匠役?で出てるんですが、この人も役柄の幅、広いっすねぇ。出てるだけで妙にリアリティを醸し出すあたりがやはり、大物でしょうか?
んで、音楽がQUEENです。
昔、そうでもなかったんですが、近年、聴いてみるとQUEEN、やっぱり良いです。
この映画では、結婚した最初の奥さんが死んだ時(何せ不死身なんで、普通の人間である奥さんは老けて死ぬわけです)流れる“Who Want To Live Forever”が、良かったですねぇ!
しかし、この手の映画の例にもれず、続編、続々編と作られていくのですが...案の定、ぐじゃぐじゃでダメダメです。
シリーズモノは難しい。シリーズモノの最高傑作は「ゴッドファーザー」だと思ってますが、私的には。
(スターウォーズ完成させて、抜いて欲しい気もするが...)
で、グラス片手に見てるとあっという間に夜中、になってしまうわけです...。
ハイランダー 悪魔の戦士 1987(個人版) DVDも出てま〜す。
2009/02/15 ゴッドファーザー [映画]
映画、好きです。
学生時代、「映画史」の担当教授から
「私の講義は聴かなくてもいいけど、フィルムセンターの半券を持ってきたら単位をあげるよ」と言われたこと、確かありましたが。
ま、時間もあったんでしょうが、入り浸りです、フィルムセンター&名画座。八重洲名画座とか、よく行きました...。でも名画座、めっきり少なくなりました。
それどころか今じゃ、映画館に足を運ぶことさえ滅多にないんですもんねぇ(高いし...)。
で、ゴッドファーザー。
昨夜、BSで放映してるのを何の気になしに見始めたんですね〜。
案の定、最後まで見てしまいました...。
どうしても見ちゃうんですよね〜、最後まで。あらすじも、しっかりわかってるのに。
新妻がクルマに乗り込もうとするシーンで、「あっ、そのクルマには爆弾がしかけてあるのに!」とか心の中で叫びつつ。
他にも何本かその手の映画、あるんですが、ゴッドファーザーは濃いですよね。
だいたい出演者が濃いです、マーロン・ブランド、アル・パシーノ、ジェームズ・カーン...。
(ジェームズ・カーン扮するソニーが料金所でめった撃ちされるシーンは、「ボニー&クライド」の銃撃シーンを思い起こさせる!)
シリーズ物って、何となくそういう傾向があるんでしょうか?
「スターウォーズ」とか。ちょっと古いけど、「ツインピークス」とか。
挙句、最初のを見ると、パート2、パート3と見続けてしまうという連鎖反応。
明日夜、ゴッドファーザーPART2、放映です.....。