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2012/06/21 超小型に“乗れない”自動車メーカー [ニュース]

超小型に“乗れない”自動車メーカー
官主導で市場性の視点欠落

同感、まさにその通り。

120621超小型車.jpg

引用すると、

国土交通省は「買い物弱者」とされる高齢者対策や、観光地の「足」としての利用を想定し、新たな自動車市場の誕生に期待を寄せる。これに対し、メーカーが開発に本腰を入れる気配はなく、民間側のビジネスは盛り上がりに欠ける。

つまり、メーカーとしては、

「メーカーとして市場性があるとみていれば、役所がどう動こうと、自分たちで製品化に向けて本腰を入れる。現段階で商品化していないということは、市場性がないと判断しているということ」。

って事です。
為政者としては「新しい仕組み」を創って、新たな儲けを生み出す「新しい受皿」が欲しいだけだろう。
だからこそ、

彼らを無関心にさせるのは「市場規模がまったく読めない」(マーケティング担当者)ことが理由だ。導入意義ばかりが先行し需要の詳細な調査はない。彼らが特に懸念するのは超小型車の利用の仕方だ。実証実験では公道を一般車両と一緒に走ったり、観光地で歩道を走ったりと、状況がまったく異なる。ユーザーも高齢者、観光客、商店街関係者などさまざまだ。

ともかく「創っちまえばいい」って考えしかないって事です。
仕組みとか、運用法とか、何にも考えてない。
ただ風呂敷拡げただけ。

昨今やっと重い腰を上げたチャリの問題にしても同じ。
インフラ考えず、「ともかく今からは車道走れ」と。
言うだけ。

で、市場性のそれはそれとして大事なポイント、ひとつ。
冒頭にあるように、「買い物弱者」とされる高齢者対策、ってのが結構肝らしいが。
上記、メーカー某がいみじくも言ってるように。
つまり市場の中味?ってか市場の実態ってきちっと把握してるのかって事。

こんな実態、知ってるのだろうか。
(実際、体験した事のある事実です)
・買物カゴに杖さして、チャリ乗ってる高齢者。
杖を必要としてるって事は、歩行に支障があるからだろう。まさかのアクシデントの時にチャリ、支え切れるのだろうか?しかもこれが電動自転車だったりする。怖い。

・原付きを下駄がわりに使って歩道走行する高齢者。
こちらもしっかり杖付き、しかもノーヘル。疾走してるワケではないが、光景としてはちと異常でしょう。

結局、“買い物弱者”はそれなりに勝手に“対策”しちゃってる訳です。
内容の是非はともかく。

導入するならするで、その使われ方と結果にもしっかり責任とってくれよな、ってのが正直なところです。

メーカー各社は、超小型車の利用シーンが明確にならないため、市場規模を想定できず、事業採算のめどが立たない。
現在、自動車業界の最大の経営課題は、新興国市場の攻略だ。
新興国で売れるクルマの開発に資金や人材を注ぎ込まなければならず、超小型車開発に経営資源を回す余裕はない。

まさに本音、でしょうね。


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