2013/05/31 「アカ」で考えた事

昨日つながり、って事でもないんだが。

先日読んだ某小説内に、実はこんな会話が。

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豆腐屋のご隠居の反応は意外なものだった。

（中略）

『おう、知ってるよ。せがれの尋常小学校のときの同級生がよう、戦争終わってからシベリアに抑留されてなあ。アカになっちまいやがって。そりゃあ帰ってきてからえらい騒ぎでなあ。』

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ビビッときた。

以前、ちょこっと書いたが、これまんま親父の体験談である。

・招集され、

・終戦後、シベリアに抑留され、

・やっと戻ってきた時にはアカ、つまり「洗脳済」だった。

小説のトピックになるぐらいだから、当時ワリとポピュラーな事象だったのかも。

しかし当時の（親父含め）同様体験経験者は、二度洗脳された、ってわけですね。

最初は、軍国主義。

次は、共産主義。

いやはや。

（もちろん、村上春樹ではありません）

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